新築一戸建ては保証期間が長い

新築一戸建ては保証期間が長い

新築一戸建ては、中古一戸建てと比べても保証期間が長いです。
中古一戸建ては保証される期間が一律に決まっておらず、業者が取り扱っている住宅であれば2年が基本です。しかし、中古物件は個人が売主であることが多いので、現状では不動産業界の慣例である2ヶ月程度が一般的です。築年数を20年超えると、保証の取り決めをしないのが普通です。
対して新築一戸建ての保証期間は10年です。すべての新築住宅に、完成（引き渡し）から10年間の瑕疵保証に加入することが法律で義務付けられているためです。この期間中に住宅で欠陥が見つかった場合は、建築会社や施工会社、売主に保証を求めることができます。
この10年間の保証は住宅の基本構造に対するもので、基礎や床版、外壁、屋根、排水管などの瑕疵が該当します。例えば、屋根や壁にゆがみがあったり繋ぎが不完全な為に雨漏りが起きていれば、保証の対象になります。いずれも見えにくい場所にあることが多く、専門的な知識に基づいた点検を行わなければ気付くことが出来ない場合もあります。このように、新築一戸建ての方が中古一戸建てよりも保証される期間が長いです。

法律で決められていること

新築一戸建てを購入する時に守らなくてはいけない法律として、建築基準法があります。
自分がもともと所有していた土地に家を建てる場合でも、この建築基準法の範囲内を守るということが必要になります。まずこれから新築一戸建てを建築しようとしている地域が「住居地域」に含まれているかどうか、「用途地域」を確認することになるでしょう。用途地域には人が生活することを目的としている住居系の他に、工場や倉庫などが建ち並ぶ工業系とホテルや店舗などを要する商業系とがあります。また住宅を建築する場合、接道義務を守ることも必要です。接道義務とは、敷地と道路が2メートル以上接していなければならないというものです。これには例外もありますので、前もって不動産会社に確認をしておくと安心でしょう。建築基準法は、時代の変化に合わせて改正されてきている法律でもあります。時代と共に建築技術も進歩していますので、家を新築する際には事前の確認が大切です。